3日続落
20日の日経平均株価は99.93円安の21380.97円と3日続落しました。
前日の米国市場ではフェイスブックを巡る個人情報の不正利用問題を受けてハイテク株が売られ、
今日の東京市場もこうした流れを引き継ぎました。
ただ、日経平均は朝方に一時21223.97円(256.93円安)まで下落すると、
その後は下げ渋る展開となりました。
日銀によるETF(上場投資信託)買い入れの思惑が支えとなったほか、
祝日の休場や米FOMC(連邦公開市場委員会)の結果発表を前に買い戻しが入ったようです。
個別では、ファナック<6954>やキーエンス<6861>の下落が目立つ一方、
業績予想の上方修正と特別配当実施を発表した日本郵政<6178>は買われました。
新興市場では東証マザーズ指数が3日続落、
日経ジャスダック平均が4日続落となりましたが、
マザーズ指数は後場にプラスへ転じる場面がありました。
祝日前の買い戻しとも考えられますが、
ひとまず下げ渋りの動きが見られた点はポジティブでしょう。
東証1部への市場変更を発表したインフォテリア<3853>が商いを伴って急伸しており、
個人投資家さんの中小型株に対する物色意欲は依然として強いと考えられます。