為替動向 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

為替動向

トランプ米政権下での閣僚が高官の相次ぐ離職を背景に、トランプ米政権運営への先行き不透明感が一段と強まり、

ドル・円の上値くなっています。

ドルは、豪ドル、NZドル、カナダドルに対して強い動きを見せていますが、

この背景には通商分野における対中制裁発動の思惑が絡んでいるようです。

 

特にオーストラリア、NZの両国は中国経済拡大の恩恵を強く受けており、

両国は中国経済打撃を与える制裁措置の発動を危惧しています。

豪ドル・円は15日の8909銭から8126まで下落、

NZドル・円は1238157銭から7608銭まで下落、

カナダドル・円は15日の9158銭から8055銭まで売られています。

(日本時間19日午後430分現在)

 

今週は19-20の日程でアルゼンチンにて開催される20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議や21日の米連邦公開市場委員会(FOMC会合などの重要なイベントが予定されており、

模様眺めムードが広がっています。

日米の政治不安や米中貿易摩擦に対する市場の警戒感がただちに消え去る可能性は低いとみられていますが、

ドル・円が今週末まで105を維持した場合、短期的に107円台までの戻りはありそうです。