小反発
今日の日経平均株価は、
前日比45円71銭高の2万1970円81銭と小反発。
昨夜のNYダウは254ドル安と7営業日ぶりに反落。ドルインデックスは3営業日続伸となりました。
日経平均は売り買いが交錯。株価指数先物に絡む裁定取引が相場を左右した面もあったようです。
20日の欧米市場では米長期金利の上昇を背景にドル買い・円売りが活発となり、
この流れは21日の東京市場でも続いており、ドル・円は1週間ぶりの高値となる107円90銭まで上昇しました。
その後、ドル買いは一服しましたが、日本時間午後3時過ぎの時点で107円台後半の水準を保っています。
日本時間22日午前4時に公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨(1月開催分)の内容を見極めたいとの理由で、
一部の投資家は為替取引を手控えているようです。
市場関係者の間からは「21日の米国株が続落してもFOMC議事要旨がタカ派的な内容だった場合、ドル・円は108円台に上昇する可能性が高い」との声が聞かれています。
1ドル=108円割れの後にドル安・円高が加速しましたが、
108円台回復でドルの先安観は後退するとの見方も出ています。
ただし、一部の市場関係者は「投機的な円売りポジションの大部分は解消されずに残されており、些細な理由で円買いが再び広がる可能性は十分ある」と指摘。
ドル・円相場の反落を警戒しています。
今日から週末にかけてのドル・円を含めた主要通貨の値動きには注意が必要でしょう。