続落
今日の日経平均株価は、
前日比90円51銭安の2万1154円17銭と続落。
一時1ドル=106円台と円高したことが重しとなり輸出関連銘柄を中心に売り優勢に。
昨年10月13日以来約4カ月ぶりに一時2万1000円を割り込みました。内閣府が14日発表した2017年10-12月期の実質国内総生産(GDP)一次速報値は、
前期比+0.1%、前期比年率では+0.5%となり、いずれも市場予想を下回る結果となりました。
個人消費は前期比+0.5%でまずまず順調。
設備投資は+0.7%で市場予想を下回りました。
それでも悲観するような数字ではなく、市場関係者は5期連続で設備投資が増えていることをそれなりに評価しているようです。
ただ、「GDP成長率が年率換算で1%未満に鈍化したことを軽視すべきではない」との慎重な意見も少なくないようです。
所得が増えない状況で個人消費が堅調さを増すことは期待できないでしょう。
民間企業の設備投資についても景気の先行きに十分な自信が持てなければ、
プラス成長を維持することはできないとの見方が少なくないようです。
日経平均の下げは10-12月期GDPの数字が良くなかったことと直接的な関係はないとみられていますが、
株安は景気見通しの悪化を想定しているとすれば、