4営業日続落
今日の日経平均株価は、
前営業日比2円54銭安の2万3629円34銭と、
4営業日続落。
週末のNYダウは223ドル高、米主要株価指数が揃って過去最高値を更新と強い値動きとなりました。
その流れから日経平均も好決算銘柄などを中心に買いが優勢となりましたが、
後場に円高・ドル安の警戒感や中国株安などで潮目が変わり利確売りが優勢となったようです。
米国のムニューシン財務長官のドル安容認発言に対しトランプ大統領の見解は「米国経済は強くなるからドルも強くなる」でしたが、
トランプ大統領が足元のドル安に言及しなかったことやドルに関するトランプ米大統領とムニューシン米財務長官の見解は一致していないとの見方からドル・円は昨年9月以来の安値水準となっています。
黒田日銀総裁がスイスで行われた世界経済フォーラム＝ダボス会議において、
日銀が掲げる2%の物価上昇目標に「ようやく近づいている」と発言し、
日銀が金融緩和政策の正常化方向へ動いているのではとの思惑も円買い要因となっているようです。
さて今日も気になる銘柄をご紹介します。
<4063> 信越化 13090 +580
大幅反発で上場来高値更新。
高値更新というのはそれだけ買いのエネルギーがあるということ。なのでその理由を調べるのが日課になっています。
先週末に第3四半期決算を発表し、10-12月期営業利益は870億円で前年同期比47％増に。830億円台だった市場コンセンサスを上回りました。
通期計画は従来の2680億円から3230億円に上方修正したが、こちらも市場予想の3160億円レベルを上回り、年間配当予想も従来予想の130円から140円に増額している。来年度の業績懸念も乏しく、想定以上の好決算をストレートに評価。
<3920> アイビーシー 1616 +108
こちらも昨年来高値更新しましたが、こちらは仮想通貨取引所のコインチェックが仮想通貨「NEM」の不正流出で大規模な被害発生を受けて、セキュリティ関連として関心が集まる展開となったようです。一時的な買い材料かもしれません。
伸び悩みもみ合い。
先週末は米ウォルマートとの戦略的提携を発表して上昇、本日は野村<8604>傘下の朝日火災海上を買収して損害保険事業に参入すると報じられている。
400-500億円を投じて完全子会社化し、生損保を手掛ける体制となる。朝方はポジティブ視する動きが先行したが、携帯電話事業への参入計画もあるなど、相次ぐ積極投資に対する負担増を警戒視する動きが強まる形に。
今日もお疲れ様でした！