ドル円について
おはようございます☀
今日の日経平均株価は、
前営業日比75円26銭高の2万3707円14銭と反発してスタートしましたね。
ドル円は108円台半ばで推移しています。
ドルに関するトランプ米大統領とムニューシン米財務長官の見解は一致していないとの見方が広がっており、
ドルの上値は重くなっています。
両者は貿易不均衡を是正する必要があるという点で一致していますが、
ムニューシン米財務長官は「ドル安になれば貿易収支は改善する」と考えているようです。
間違った見方ではありませんが、米国製品は価格競争力が弱いとの印象を市場に与えることになります。
一方、トランプ大統領の見解は「米国経済は強くなるからドルも強くなる」というものです。
トランプ大統領は貿易赤字を減らすために為替を弄っても大した効果はないことを理解しているようです。
税制改革によって米国経済は一層強くなることをアピールする狙いがあるとしても、
自らの政策に自信を持つことは大統領として大切なこと、ですよね。
ところで、今週は米国側で重要なイベントがいくつか予定されており、
いずれも為替相場に大きな影響を与える可能性があります。
30日(日本時間31日午前)にはトランプ大統領が一般教書演説を行います。
報道によると「安全で力強く、誇り高い米国」がテーマになるもようです。
市場関係者が注目している大規模インフラ整備計画を含めて、雇用創出、移民政策、貿易問題、安全保障などが一般教書演説の主な項目になるとみられています。
市場関係者の間からは「今週は株式、為替に大きな影響を与えるイベントが多いが、いずれもドル買い材料となる可能性がある」との声が聞かれています。
ただし、一部の市場関係者は
「今週末時点でドルの水準が先週末と変わっていない場合、ドル安がさらに進む可能性が高い」
と警戒しています。
今週行なわれる3大イベントを注目しましょう。
週末のセミナーにお越し下さった皆様、ありがとうございました!
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