相場の局面の流れについて | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

相場の局面の流れについて

今日は投資の勉強と投資家の皆様との交流もあり…
実りある1日となりました(^∇^)
人生の先輩たちにたくさん色々なことを教えて頂きましたし、モチベーション上がりました!!☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆感謝です!

さて今日は相場の局面の流れについて書きます。

以前も書いたので、また、という方はおさらい♪

株式相場には金融相場、業績相場、逆金融相場、逆業績相場という主に4つの大きな相場局面のサイクルがあります。

金融相場は不景気の時に「このままではまずい!」と政府や中央銀行が金融緩和や公共投資などの対策を行い、結果株価が上昇します。

まだ一般の人は景気が上がっている実感はないかもしれませんが、株価は上がってきてるな。という状態。


業績相場は政府や中央銀行の金融政策の効果が出てきて企業業績が良くなってくることから株価がさらに上がります。 企業業績が主導する相場ですので景気が良いことが実感できてくる、という感じでしょうか。好景気でインフレになりがち。


逆金融相場では、業績相場が続くと「バブルになっちゃうかも!引き締めなきゃ!」ということで景気の過熱感を抑制するために政府や中央銀行が利上げなど金融引き締め政策をします。まだ好景気感はあるので個人消費は良好でも株式市場から資金が流れ出るので株価は下がってきます。


逆業績相場は政府や中央銀行の金融引き締め政策で企業業績が悪くなってきて景気も後退します。株価も下がります。


期間が決まっているわけではなく、ここから業績相場!というようにはっきりと分かれてはいませんが、大まかにこのような流れが相場ではあります。


今年は日本ではアベノミクスから始まった金融相場が継続していると考えます。7-9月期のGDP速報値は7期連続のプラス成長。これは2001年以来のことです。また経済指標も改善が見られます。企業業績も本格的に上がってきており、日本企業の売上高や経常利益は過去最高の水準といえます。世界的な景気拡大の中、金利は低水準で安定しており、株と債券がともに高くなっていますね。金融相場に業績相場が重なるという特異な現象であると伝える識者もいますが、私はまもなく今年は業績相場に突入するのではと感じています。 いずれにしても今は日柄調整の最中で、まだ株価の上昇が見込めるのではないでしょうか。


一方アメリカでは業績相場に移行したと考えられ、利上げが行われ始めました。

現在世界的な株高となっていることの背景には景気が良いのに、本来上昇するはずの金利が低金利政策によって上がらず、物価や賃金の上昇も抑えられています。しかし米国が金利を上げると米国の利回りの魅力が上がり新興国からドルへ資金が流れるため新興国では通貨の下落やインフレの発生が考えられますのでドルの上昇は注視しておきましょう。


では、おやすみなさい!