ブラジルのルラ元大統領有罪で大統領選出馬困難に
さて今日はブラジルの話題です。
24日のブラジル株式市場は大幅反発し、
ボベスパ指数は前日比3.72%(3001.66ポイント)高の83680.00で取引を終えました。
ボベスパ指数はブラジルを代表する株価指数で、ブラジル最大の 証券取引所であるサンパウロ証券取引所=略称「ボベスパ」が算出・公表しています。 日本でいう日経平均みたいなものといえばわかりやすいでしょうか。
24日のボベスパ指数は買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合いました。
その背景にあるのはルラ元大統領裁判をめぐり、ブラジルの控訴裁判所が一審の判決結果を支持したこと。
2017年7月の一審ではパラナ州連邦地裁が汚職容疑でルラ元大統領に有罪判決を下しており、控訴していました。
しかし控訴審も有罪となり、南部ポルトアレグレの連邦裁判所は禁錮12年1月の控訴審判決を言い渡したと報じられています。
2018年10月7日にブラジルでは大統領選挙がありますが、
ルラ元大統領は2018年主要候補の中で最も高い支持率と言われ、本命とみられていましたが、
大統領選挙に出馬する可能性は後退したといえます。
大統領選ではブラジル社会民主党(PSDB)内での大統領選挙候補の行方や年金改革などの経済改革がどうなるのか、テメル政権内から大統領選挙候補が出馬するのかなどに注目が集まりそうです。