アリババ傘下アントのマネーグラム買収が白紙に | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

アリババ傘下アントのマネーグラム買収が白紙に

新成人の皆様おめでとうございます!!

成人すると投資ができます。投資の勉強をして、投資をスタートさせてみてはいかがでしょうか?

投資の勉強、技術は、資格以上に一生モノとなると思いますよ!


さて連休なのでコラムを(⌒▽⌒)


Eコマース最大手であるアリババ・グループが海外戦略を加速させていますね。


アリババ・グループの金融子会社アント・フィナンシャルサービスグループは、

10年後には現在2億人いる海外のアリペイユーザーを10億人増加させ12億人に拡大し、中国国内アリペイユーザー8億人と合わせて合計20億人にするという海外戦略目標を公表しています。


そのアントフィナンシャルは国際送金のネットワーク・サービスを手掛けている米金融サービス会社マネーグラムの買収計画を画策していましたが、

対米外国投資委員会(CFIUS)からの承認を得られなかったため、白紙に戻すと発表したと報じられています。

アントは12億ドル(現在のレートで約1350億円)でマネーグラムに買収を提案。

この実現に向け、アリババの馬雲(ジャック・マ)会長は約1年前、就任直前のトランプ大統領と会談し、

アントの買収が成立すれば米国で100万人の雇用創出につながると訴えたが、実を結ばなかったとのこと。

CFIUSはマネーグラムの買収計画を拒否した理由について、国家安全を脅かす可能性があると説明しており、中国企業による投資の審査を厳格化させているようです。

 

これに対して中国の国営通信社である「新華社」は、米政府が保護貿易主義を継続するなら、中国も報復手段に踏み切る可能性があると指摘しているとのこと。

これより先、CFIUSも中国企業による米企業の買収案件を多く却下した経緯があったようです。

中国の専門家は、CFIUSは中国企業による米国での買収を阻害しているほか、中国製品に対し、関税法337条違反を理由に調査させるケースも多いと指摘しており、中国企業による米国への進出を抑制することが目的だとの見方を示しています。

 

マネーグラムはオンライン国際送金において、米国2位のシェアを握っており、アント・フィナンシャルサービスはマネーグラムを12億米ドル(約1352億円)で買収する計画となっていましたが、

今回の計画が実現されなかったため、アント・フィナンシャルサービスは3000万米ドルの損失を蒙ることになる見通しとなっており、

世界的な事業拡大計画の練り直しが必要とされるかもしれません。