米税制改革の実現期待で主要3指数が過去最高更新

15日のダウ平均は前日比143ドル08セント高の2万4651ドル74セントと反発。

ナスダック総合株価指数、S&P500種株価指数ともに主要3指数が過去最高値を更新しました。

その背景には米税制改革の実現への期待があります。

13日に共和党の上下両院は米税制改革案で法人税率を現行の35%から21%に引き下げることで合意しました。

20%で上下両院は可決していましたが、税収減を懸念する議員への配慮から21%になったようです。 

14日には共和党の上院議員であるマイク・リー議員とマルコ・ルビオ議員が現状での案に反対を表明し子供の税額控除の変更を要求。米税制改革案に不透明感が。

そして15日、マイク・リー議員マルコ・ルビオ議員も子供の税額控除の拡充を含めた修正案で合意し、法案成立への見通しが明るくなりました。来週にも共和党が上下両院の税制改革法案を一本化して可決、成立するという観測がリスクオンの流れに繋がったようです。