「浙江吉利控股集団」読めますか? | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

「浙江吉利控股集団」読めますか?

今日は自動車業界から気になる話題を…

ボルボを所有する中国企業、浙江吉利控股集団が、独ダイムラー株の買い付けに着手したと報じられていますね。



「浙江吉利控股集団」読めた方ー!

ジーリーホールディンググループだそうです。



浙江吉利控股集団は中国の自動車大手、吉利汽車の親会社で、

家電の製造販売からスタートした中華人民共和国の民営の自動車メーカーです。

2010年に吉利は自動車事業に参入してからわずか12年で米フォード・モーターから高級車ブランドのボルボを買収しました。その後ボルボは浙江吉利控股集団、つまり中国企業の傘下で豊富な資金をもとに開発を加速し成功を収めています。

そして2017年5月にはマレーシアのプロトン・ホールディングスの株式の49.9%を取得すると発表。

2017年9月には英国のスポーツカーメーカー、グループロータスを買収。

11月13日には「空飛ぶ車」の開発を手がける米国のテラフージア社の買収に関しても最終合意に達したと発表しています。

また2017年8月にスウェーデンのボルボカーズと次世代のEVを開発するために新たな合弁会社を設立すると発表しており、EV関連としても注視したいところ。


話が逸れてしまいましたが…

浙江吉利控股集団は流通市場からダイムラーの発行済み株数3-5%を取得する予定で、

投入額は約40億ユーロ(約5320億円)になる見通しと伝えられています。

予定通りの買い付けが進んだ場合、吉利はクウェート投資庁、ブラックストーン・グループに続いて3位の株主に浮上する運び。

吉利はダイムラーに対して増資の引き受けを打診したものの、ダイムラーは株式の希薄化を警戒してこの提案を拒否したよう。ただ、流通市場での買い付けを歓迎する姿勢を示しているようです。