FOMCの議事要旨について
22日公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)会合の議事録(議事要旨)によると、
近い将来の利上げは適切であるとの判断が示されたが、多くの参加者は低インフレについて「一過性の要因だけではなく、
より持続性のある状況の影響を反映している可能性がある」との見方を示していたことが判明しました。
インフレ見通しについては、一部メンバーの強気な意見(労働市場の引き締まりが続く中でインフレリスクが高まる可能性がある)が紹介されているものの、
今後の金融政策の道筋についてメンバー間で見解の相違があることは明らかとなっています。
市場関係者の間では「来週発表される米住宅関連指標や2017年第3四半期(7-9月期)の実質GDP(改定値)の内容を見極めたい」との意見が多いことから、
為替相場に大きな動きが出てくるのは28日以降になりそうです。