続伸

今日の日経平均株価は、

前日比106円67銭高の2万2523円15銭と続伸。

21日の欧米市場は株高、ダウ平均は史上最高値更新。

良好な米住宅関連指標や堅調な米株式相場を意識してドルはやや底堅い動きを見せました。

ただし、米税制改革の年内実現の先行き不透明感が消えていないことや、

米朝間の緊迫化の高まりを背景に、

積極的にドルを買う動きは見られません。

米財務省は21日、北朝鮮との取引に関わった中国企業含む14団体・個人を新たに米独自の制裁対象に加えたと発表しました。

この発表（決定）が北朝鮮を刺激する可能性があることは言うまでもないでしょう。

北朝鮮をめぐる地政学的リスクへの懸念は払拭されていないため、目先的にリスク回避目的の円買いが入りやすい地合いとなっています。

前日の欧米株高を背景に今日の日経平均は買い優勢となりました。

ところでイエレン米連邦準備制度理事会（FRB）議長は日本時間22日午前（米東部時間21日）、

ニューヨーク大学で開かれたイベントに出席し、「インフレ率の減速を容認してインフレ目標を長期間達成できない場合、極めて危険な事態になる」と述べたそうです。

政策金利を長期にわたり超低水準に維持するリスクに言及しており、この発言を受けて「ドルを売り込むことは難しい」との声が聞かれていますが、

12月に追加利上げを実施することが確実視されていることを考慮すると、

イエレンFRB議長の発言は特別な意味を持たないと考えるべきでしょう。

今日もお疲れ様でした！