売り先行か?
前週末17日のダウ平均は前日比100ドル12セント安の2万3358ドル24セントと反落、
またドル円が大きくドル安円高に振れていることで今週のマーケットは売り先行のスタートとなりそうです。
米下院は16日、2018年に法人税率を現行の35%から20%に引き下げることを盛り込んだ税制改革法案を賛成多数で可決しました。
多くの市場関係者が想定していた動きではありますが、
米税制改革実現へ一歩前進したと受け止められており、ドル買い材料となりました。
16日に米長期金利が上昇したことや、
米株式相場が反発したことは税制改革実現に対する期待の表れでしょう。投資家心理の改善にもつながり、
ドル相場に対する支援材料になっているようです。
とはいえ米税制改革をめぐっては、上院案では法人税の引き下げ時期や州・地方税控除の扱いなどについて下院案と相違があります。
議会通過に必要な法案一本化の調整は避けられない状況です。
市場関係者の間からは「悲観論ではないが、調整は間違いなく難航する」との声が聞かれており、
短期間で調整作業を終らせることは難しいようです。
先行きはまだ不透明といえそうですね。
今週もよろしくお願いいたします!