法人税減税の実施時期は1年先送り?
今日の日経平均株価は、
前日比23円78銭安の2万2913円82銭と小幅に反落。
しかしTOPIXは続伸し、26年ぶりの高水準となりました。
手掛かり材料難で利確売りは出ていますが押し目買い意欲も変わらず旺盛のようです。
ドル・円は6日に114円73銭まで買われたものの、
8日までに113円64銭まで下げており、
やや伸び悩んでいます。
米連邦準備制度理事会(FRB)による12月追加利上げ観測や日本銀行による大規模金融緩和の維持を背景に、
日米金利差の拡大を意識したドル買い・円売りの基調は失われてはいませんが、
115円レベルに到達するためには新たなドル買い材料が必要との声が聞かれています。
外為市場の焦点は、審議が本格化している米税制改革案の行方にシフトしています。
現行35%の法人税の最高税率を20%へ引き下げるなどの大型減税による財政悪化懸念が広がっており、
米紙ワシントン・ポストは複数の関係者の話を元に「米上院共和党指導部は、法人税減税の実施時期を1年延期することを検討している」と伝えました。
トランプ政権に批判的なワシントン・ポスト紙の報道であることを考慮しても、法人税減税の実施は難しい状況であることは否めません。
株安・ドル安の相場展開となる可能性もあります。
とはいえアメリカは業績相場。
イールドカーブや経済指標をにらみつつ、しっかり見通しを判断することが必要かもしれませんね。
今日もお疲れ様でした!