反発
今日の日経平均株価は、
前営業日比32円16銭高の2万1739円78銭と反発。
前日の米国株は下落、日経平均に過熱感はあるものの前日の下げから押し目買い意欲や、
決算本格化に向けて好業績期待を背景にした買いが入った模様です。
さて今日は中国が13年ぶり外貨建て国債を発行したという話題です。
中国の財政部はこのほど、総額20億米ドル(約2280億円)の米ドル建て国債を香港で発行したと伝えられています。
今回の米ドル建て国債の発行は中国にとって過去最大規模となります。
今回の国債は海外の格付け機関による格付けはされませんでしたが、
投資家による購入の申し込みが相次いでいたということです。
財政部は、外貨建て国債の発行について、金融業の対外開放を推進するには重要な取り組みだと指摘したほか、
金融業の対内・対外開放にとって重要な意味を持っていると強調したようです。
また、中国の交通銀行も最新リポートで、米ドル中国国債の発行について、
国内外の投資家に投資商品及びリスク回避のツールを提供していると指摘。
国際金融市場における金融商品の提供を通じて海外投資家にも中国経済の発展を享受できるとの見方を示したとされています。
中国の専門家は、米ドルなど外貨建て国債の発行が金融業の対外開放を促進するほか、
中国経済に対する海外投資家の理解を深めることができるとの見方を示し、
政府の債務構造の向上などにも寄与と強調しました。
なお、中国政府が発行した外債残高は2016年末には181億米ドルとなり、国債残高の1.06%に相当するとのことです。
また、外債の中で外貨建て国債は全体の15%にとどまり、世界平均的な水準を大幅に下回っています。