トランプ大統領来日、為替問題
米財務省は17日、半期毎の外国為替報告書を公表しました。
日本、中国、韓国、ドイツ、スイスは監視リストに入りましたが、これは予想通りです。
ただし、トランプ政権は貿易赤字を削減することが米国経済の持続的な成長に不可欠であると考えているので、
日本政府は何らかの用意をしてトランプ大統領の来日に備える必要がありそうです。
トランプ政権は北米自由貿易協定(NAFTA)に為替操作を防ぐ枠組みを入れることを検討していますが、
一部で「日米間の自由貿易協定(FTA)交渉で同様の制度ができるか精査している」と報じられており、
11月初旬に予定されている来日で日米間のFTA交渉が始まった場合、
為替問題が従来以上に注目される可能性があります。
円高・ドル安が急速に進行するわけではないとしても、
リスク選好的な円売り・米ドル買いは縮小する可能性は十分ありそうです。
FX取引をされている方は特にご注意を。