9月のマネーストック(通貨供給量)速報
9月のマネーストック(通貨供給量)速報が今日発表されましたね。
マネーストックは、経済全体に供給されている通貨の総量のことで、通貨供給量とも言われます。
日本銀行調査統計局が1955年から作成、公表をしています。
当初はマネーサプライと呼ばれていましたが2008年6月に日銀でマネーサプライ統計の見直しが実施されて金融商品の範囲などが変更となり、名称もマネーストック統計となりました。
このマネーストック統計は毎月10日前後に日本銀行が発表し、日銀ホームページで確認できます。
法人や個人、地方公共団体が持っている現金、預金、定期預金や定期積金などの準通貨の総量で、国や銀行などの金融機関の所有する資産は含みません。
実際に世の中の経済に出回っているお金の量で、これが増えると経済が活性化していると言えると同時に、インフレ傾向になります。
マネーストック統計は、日本では「M1」「M2」「M3」「広義流動性」の4つの指標があります。この各指標は定義の見直しを実施しており、マネーサプライ統計の各指標とは定義が異なるためご注意ください。以下に概要を説明します。
M1とは、現金通貨+預金通貨のことです。対象金融機関は全預金取扱機関で、後述のM2対象金融機関やゆうちょ銀行、信用組合などが含まれます。現金通貨とは銀行券発行高+貨幣流通高、預金通貨とは要求払預金(当座、普通、貯蓄、通知、別段、納税準備)−調査対象金融機関の保有小切手・手形のことを指します。
M2とは、現金通貨+国内銀行等に預けられた預金のことです。対象金融機関は日本銀行、国内銀行(除くゆうちょ銀行)、外国銀行在日支店、信金中央金庫、信用金庫、農林中央金庫、商工組合中央金庫となります。
M3とは、現金通貨+全預金取扱機関に預けられた預金のことです。これはM1+準通貨(定期預金+据置貯金+定期積金+外貨預金)+CD(譲渡性預金)のことをいいます。対象金融機関はM1と同様です。
最後に広義流動性とは、M3+金銭の信託+投資信託+金融債+銀行発行普通社債+金融機関発行手形割引+国債+外債のことを指します。対象機関はM3対象金融機関、国内銀行信託勘定、中央政府、保険会社等、外債発行機関となります。
知識として知っておいて損なしと思いますが、
「長いよ、わかりにくいよ」という方は、代表的な指数のひとつであるM3と、一応広義流動性をチェックしておけばいいのでは…と個人的には思います。
9月のマネーストック(通貨供給量)速報によると、
M3の月中平均残高は前年同月比3.4%増の1305兆9000億円。
2カ月ぶりに過去最高を更新しました。
広義流動性は3.8%増で、残高は1711兆3000億円と過去最高に。
為替相場が円安方向に振れたことで外債などの外貨建て金融商品が増加しています。
