28日衆院解散、総選挙モードに突入
イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)の議長は26日に行われた講演で、
物価の停滞は一時的であるとの見解を示した上で、「2%のインフレ目標に到達するまでは(現状の)金融政策を維持する」とし、
緩やかな利上げを継続すると述べました。
市場では年内あと1回の追加利上げ観測が再び広がっており、CMEグループのフェドウォッチでは(9月26日時点)では12月追加利上げの確率は80%を超えている(81.4%)。
12月利上げはほぼ完全に織り込まれたと見るべきしょう。
ドル・円は112円台に戻していますが、ユーロ安・米ドル高の相場展開の影響を受けている部分もあり、
新たなドル買い材料が提供されない場合、1ドル=112円台を維持できるかどうか微妙です。
米朝間の緊迫化への懸念は根強いこともドル上昇を抑制する一因となっています。
なお、明日28日に衆院は解散し、総選挙モードに突入します。
市場関係者の間では「選挙期間中の日経平均は底堅い動きとなる」との見方も出ていますが、
与党(自民・公明)大勝が見込める状況ではないとの見方が増えており、
株高・円安の相場展開となるかどうか予断を許さない状況になりつつあります。
注視してまいりましょう!