ドル円について | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

ドル円について

前週末(8日)にドルは107円32銭まで下落しましたが、9日と10日に北朝鮮によるミサイル発射は確認されていないことから、11日早朝よりドルの買い戻しが観測されました
また、米長期金利が小幅に上昇したこともドル相場を支えています
ただ、米朝間の情勢緊迫化が引き続き予断を許さない中、比較的安全資産とされる円を買う動きは根強いようです

 

米国は原油や天然ガスの供給停止や北朝鮮繊維製品の全面禁輸を含む新たな制裁決議案を、

11日の国連安保理緊急会合で採決を目指す方針を示しています

これに対して、北朝鮮外務省は、「いかなる最終手段も辞さない準備ができている」と米国に対して警告しています

また、ニューヨーク連邦準備銀行のダドリー総裁は8日のテレビインタビューで、利上げ時期を判断するのは早過ぎるとの見方を示したことから、年内追加利上げ観測が後退。

さらに、フロリダ州南部に到達した大型ハリケーン「イルマ」の経済的影響への懸念も強く、ドルは伸び悩む状態が続くと思われます

ハリケーン「イルマ」については通過後壊滅状態となった街もあり、カリブ海の島々では23人が志望、82万世帯が停電していると報道されています。
トランプ大統領も史上最強の被害を「もたらす可能性がある」とツイッターで注意喚起を促す動画を配信しています。
食料やガソリンの買いだめが行われたり、避難する人々で道路や空港の混雑も起きているようです。