朝鮮半島有事に対する警戒感は払拭されず | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

朝鮮半島有事に対する警戒感は払拭されず

北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長はグアム島周辺へのミサイル発射計画について「決定を下す前に、もう少し米国の行動を注視する」との慎重な姿勢を示したことが報じられており、米朝軍事衝突に対する市場の懸念はやや後退しました。

 しかしロシアのラブロフ外相は中国の王毅外相との電話会談で米韓合同軍事演習が実施された場合、朝鮮半島情勢はさらに悪化するとの懸念を伝えたそうです。


米韓による朝鮮半島での合同軍事演習は本日21日から31日まで行われる予定です。改めて北朝鮮リスクが意識される形となり、これも今日のマーケットの重しとなっていますね。


米国と韓国の連合司令部は18日、両国の合同軍事演習を21日から実施すると北朝鮮側に通告しました

報道によると、今回の合同軍事演習は実戦形式ではなく、北朝鮮からの攻撃を想定して、主にコンピューターを使って指揮命令系統の連携などを確認するもようです

オーストラリア、カナダ、コロンビア、デンマーク、ニュージーランド、オランダ、英国も軍事演習に参加します

なお、北朝鮮は昨年行われた合同軍事演習の期間中(演習開始の2日後)にSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)を発射しており、

市場関係者の間からは地政学的リスクを引き続き警戒する声かれています。