中国における単身成人未婚者の増加で…
さて、中国における単身成人未婚者の増加を受け、
外食産業や単身者向け製品に対する需要が急増しているようです。
日本でも増えていますが中国でもそうなんですね。
統計によると、中国の単身成人未婚者は現在約7700万人となり、
2012年に比べると16%増加したとのこと。
また、2021年には9200万人まで拡大すると予測されています。
これは大都市における晩婚化の進行や離婚率の上昇などが主因だとみられているよう。
上海市の平均初婚年齢(女性)は現在30歳まで上昇し、2011年の27歳を上回っています。
また、同市の離婚率も過去10年で2倍に拡大。
都市部では、16%の成人は1人で暮らしているとも報告されています。
単身世帯の増加に伴い、外食などに関連したサービス市場も急速に拡大している模様です。
専門家は、単身者は旅行や外食する機会が2人以上の世帯を上回っていると指摘。
また、自炊機会が少ないため、出前サービス対する需要も多いとの見方を示しました。
なお、単身者世帯の増加を受け、
飲食産業の宅配サービスの売上高は昨年通期で44%増加。
また、無印良品も炊飯器など単身者向け家電を中国の店舗での販売を開始しているとのことです。
無印良品を展開する良品計画は2013年4月24日より「無印良品」の中国向けオンラインストア「无印良品官方网络商城」のサービスを開始しており、人気を博していました。
また去年は今後4年間で年40店程度を展開、当時の約200店から最大360店に増やすと発表しました。
2017年2月期の営業収益(売上高)の3,333億円の地域別内訳では国内事業が2,157億円ですが、
海外での売上も東アジア事業が897億円、欧米事業が176億円、西南アジア・オセアニア事業が103億円と高く、グローバルな企業であるといえます。
また東アジア事業の半分以上を中国が占めており、今後どうなっていくのか注視したいところですね。
足元では月次の売上も好調に推移しています。
https://ryohin-keikaku.jp/ir/monthly/
株価は8月15日に年初来高値を更新しました。
