ユーロについての考察
今日の日経平均株価は、
前日比76円93銭安の1万9952円33銭と続落。
安倍改造内閣の評価は限定的だったようで、
好決算銘柄の物色は引き続きあったものの米雇用統計前の様子見ムードや利確売りに押されたようです。
ユーロ・ドルは2日の欧米市場では一時1.1910ドルまで上昇し、2015年1月上旬以来の高値をつけました。
ユーロ高が勢いよく進んでいるのは、欧州中央銀行(ECB)が異例の金融緩和策からの出口に向けた姿勢を打ち出したからです。
長期のユーロ売りポジションの解消に伴う大量のユーロ買いが入ったものと思われます。
ECBは、2018年初頭からテーパリングに移行することを9月7日の理事会で議論するでしょう。
今月下旬のジャクソンホールでの講演で、ドラギ総裁がその事について言及するかもしれません。
ただし、市場関係者の間では「ユーロ高はその時点で一服し、調整局面に入る」との見方も少なくないよう。
しばらく前から1ユーロ=1.2ドル乗せがささやかれていますが、
実際にその水準に到達することは難しいとの声も聞かれています。
これからユーロ買いを考えている投資家は十分注意が必要でしょう。
ユーロ・円についてはドル・円相場の動向が重要になるのでユーロ・ドルの取引とは異なるスタンスで対応することが必要かもしれません。
130円割れで一度買うとしても新たなユーロ買い材料が提供されない場合、
125円近辺までユーロ安・円高が進行する可能性は排除できず、
128円近辺での押し目買いはかなりのリスクを伴うことになるとの見方が出ています。
参考にしてみてくださいね。
今夜は雇用統計。強い結果となりました。
詳しくはまた明日に書きたいと思います。
ありがとうございました!
↑上の記事も今日の放送を観てくださった方も意識して書いてみました(^^)
