ドル円見通し
1日のニューヨーク市場でドル・円は一時110円を下回ったものの、
2日の東京市場で110円92銭まで戻しており、
1ドル=110円近辺がドル・円の当面の下値目途になっているようです。
2日は7月ADP雇用統計(21時15分発表予定)の経済指標が注目されています。
市場予想(前月比+19万人程度)を下回った場合、
早期利上げの思惑は後退し、
ドル売りがやや強まる可能性があります。
ただし、市場の関心はインフレ関連の指標に向けられており、
予想を大幅に下回る弱い数字でなければ、
ドル売りは長続きしないとの声も聞かれています。
4日に発表される7月米雇用統計(非農業部門雇用者数、平均時給)の内容を確認するまでは、
ドル・円は111円前後でもみあう状態が続きそうです。
終値ベースでドル・円が110円を下回るのは早くても4日以降になるのではないでしょうか。