米経済成長の不透明感と地政学リスク
28日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反発。
1ドル=110円60~70銭と円高ドル安で推移しています。
昨日も注目とfacebookやブログなどでお伝えしていた2017年4~6月期のGDP速報値ですが、
前期比年率で実質2.6%増と市場予想の2.7%増を下回りました。
伸び率は1~3月期から伸びていますそ、小幅に下回っている状態ですが、期待値が高かったため失望はあったよう。
また米労働省が発表した4~6月期の米雇用コスト指数も予想を下回り、年内の米追加利上げの雲行きはやや怪しくなってきた、と市場では判断されたようです。
米債券市場では長期金利が低下しており、ドルが売られました。
また、北朝鮮がミサイルを発射したことで地政学的リスクが上昇したことも円買いの要因となったよう。
米国防総省は28日、北朝鮮が日本時間の日本時間23時45分に大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射したと発表しました。
日本海の経済専管水域(EEZ)に着水したと報道されています。
北朝鮮は29日午前9時前に国営メディアを通じて、ICBMの2回目の発射実験に成功したと発表しました。
北朝鮮は今月4日に初のICBM発射実験を実施し、
今回でICBM発射は2度目となります。
米韓両軍は29日に北朝鮮指導部への攻撃が可能な弾道ミサイルの合同発射訓練を日本海で実施したと報道されています。