雇用統計は「雇用者数が大幅増予想、修正に留意」 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

雇用統計は「雇用者数が大幅増予想、修正に留意」

フィスコマーケットレポーター三井智映子の「住信SBIネット銀行の気になるレポート」
雇用統計のレポートをリリースしました。
6月の雇用統計は7月7日、七夕の夜に発表される予定となっています。いったいどのような内容になるのでしょうか。
ぜひ読んでみてください(^^)

■米国雇用統計:5月の振り返りと6月のポイント「雇用者数が大幅増予想、修正
に留意」、住信SBIネット銀行(三井智映子)

https://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20170705-00933904-fisf-bus_all

https://web.fisco.jp/FiscoPFApl/SelectedNewsDetailWeb?nwsId=0009330020170705904&nwsType=smshnsbi

住信SBIネット銀行の「米国雇用統計」レポートでは、以下のように今回の発表内容を予想しています。
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まずは前回5月の米雇用統計のおさらいから。同レポートでは、『5月の米雇用統計は非農業部門雇用者数が18.5万人増加予想のところ、前月比13.8万人増加となりました。前哨戦ともいえるADP雇用統計が25.3万人増と良好だったことや、発表後の、3月、4月の2か月分が下方修正されていることを考えるとかなり弱い印象を受けます』と予想よりかなり下振れしたことを伝えています。

では、6月の雇用統計のポイントはどうでしょうか。同レポートでは、『7日に発表される米雇用統計(6月)では、非農業部門雇用者数が17.7万人増と予想されています。失業率は4.3%、時間給賃金は前月比で+0.3% (前年同月比+2.6%)と、前月よりも雇用者数の増加が大幅に改善となる予想となっています』と紹介しています。

先月発表された5月の雇用統計も踏まえて、『先月の雇用統計は5月特有の季節調整上の影響が大きかったとの声もある中、3月と4月の数字が下方修正されたことで、年初来の同雇用者数の伸びは月平均16.2万人と、2016年のペース(+18. 7万人)をやや下回っています』と伸びが鈍化しつつあることを伝えています。

また近年注目されている失業率については、『失業率は4.3%と16年ぶりの低水準に改善しましたが、生産年齢人口に占める就業者の比率である就業率も低下しています。また、予想されたような賃金上昇率の加速も見られず、年率の伸びは過去の景気拡大局面を下回っています』と考察しています。

そして先月の結果を鑑みて、『予想を大きく下回った先月(5 月)の雇用統計での非農業部門雇用者数は同月の労働市場の指標(新規失業保険申請件数、ISM 雇用指標など)が全て改善していたことを考慮すると、同月の事業所調査の調査期間が例年に比べ比較的早期に実施されたことが原因だと言われており、6 月はその反動で市場予想を上回る増加人数となる可能性があります。また前回5月の数字が大幅に修正されるようであれば、ドル円相場が大きく変動する可能性があるため、注意が必要です』とも分析しています。先月分の結果の修正に留意する必要がありそうですね。

米雇用統計の前哨戦であるADP雇用統計は7月6日の日本時間21時15分に発表予定ですので、こちらもチェックしてみてください。私もブログやfacebookでフォローしたいと思います。

上記の詳細コメントは、住信SBIネット銀行サイト内の「米国雇用統計」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。