米長短金利格差の縮小と為替相場

さて今日は米長短金利格差の縮小と為替相場について（＾Ｏ＾☆♪

米長期金利（10年債、30年債利回り）が伸び悩んでいます。

21日の米国債券市場では、

原油安やNYダウの続落を意識して10年債利回りは上げ渋り、

30年債利回りは昨年11月9日以来となる2.720％近辺まで低下しました。

3月と6月に0.25ポイントの利上げを行ったものの、

30年債利回りは今年3月14日の3.21％近辺からほぼ0.5ポイント低下しています。

政策金利の変更に対して敏感に反応する2年債の利回りと30年債の利回り格差は、

一段と縮小していますが、

市場がインフレ抑制を想定している証拠であり、決して不自然な動きではありません。

バランスシートの縮小が計画されていることも利回り格差の縮小を促す一因とみられています。

市場関係者の間では「長・短金利差の縮小はドル安要因になる」との声が聞かれています。

ただし、外国勢による米国債投資が拡大した場合、

ドルは底堅い動きを見せる可能性もあるため、

利回り格差の縮小が為替相場に与える影響については予断を持たず、

慎重に対応すること妥当といえそうです。