FOMCを控え様子見ムード
今日の日経平均株価は、
前営業日比15円23銭安の1万9883円52銭と昨日に引き続きわずかながらですが、3日続落となりました。
FOMCを控えて様子見ムードが台頭し、方向感に乏しい展開となったようです。
さて本日14日に開かれる、そのFOMCの会合で0.25ポイントの追加利上げが決定されることは確実視されていますが、
市場関係者の間ではFOMCが公表するインフレ見通しが注目されているようです。
コアインフレ率は前年比+1.9%で4月実績と同水準になると予想されています。
5月のコアインフレ率は節目の2%を下回る見込みですが、
コアインフレ率が低下した場合、
FOMCが重視するコアPCEの伸び率は鈍化する可能性があります。
今年3月時点における2017年末のコアPCE予測は前年比+1.9%、2018年末は+2.0%でした。
5月消費者物価コア指数が市場予想を下回った場合、
インフレ鈍化を想定したリスク回避的なドル売りがやや強まると予想されています。
なお、同時発表の5月米小売売上高は重要な経済指標ですが、前月比0.0%と予想されており、
FOMC、注視してまいりましょう。