米9月利上げは微妙な状況に? | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

米9月利上げは微妙な状況に?

おはようございます。

今日の日経平均株価は、

前営業日比92円49銭安の1万9920円77銭と、

9日のナスダックが大幅安となったことで東京市場でもハイテク株に売りが入ったことなどから反落してスタートしています。


さて昨日6月利上げは市場はほぼ折り込んでいるよう、という記事を書きましたが、

すでに市場の関心は9月利上げの有無に移っているよう。

その米9月利上げは微妙な状況になっているようですので、今日は9月利上げについても併せて書きたいと思います。


米連邦準備理事会(FRB)は今週13-14日に連邦公開市場委員会(FOMC)を開催し、

金融政策を決定します

政策金利(FFレートの誘導目標水準)は現在の0.75%-1.00%から1.00%-1.25%に引き上げられる見込みです

市場関係者の間では追加利上げの理由について

「国内労働市場は完全雇用の状態に近づきつつある」、

「米経済成長の減速は一時的である可能性が高い」、

「インフレ率は中期的に2%近辺での安定する」

などの理由が挙げられているようです

 

前回(5月3日)公表されたFOMCの声明では、

「消費の拡大継続を支える経済の基礎的諸条件は、引き続き堅調」、

「企業の設備投資は安定している」との見解が表明されており、

現時点でもこの状況は変わっていないことから、

追加利上げが決定されることは妥当な判断でしょう

 

ただし、米インフレ見通しは不透明感を増しており、FOMCのインフレ指標であるコアPCE価格指数は4月が前年比+1.5%で今年1-3月の水準(+1.6%から+1.8%)を下回っています

今年3月時点のFOMC予測では、

2017年12月時点のコアPCEは1.9%でした。

コアPCE価格指数が1.9%を下回る状態が続いた場合、利上げ継続(9月以降)は難しくなるとみられています。


昨日のブログ記事はこちら☆

http://ameblo.jp/mitsui-chieko/entry-12282733616.html

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では今週も頑張りましょうー!