フランスの新たな1ページは…
フランス大統領選決選投票始まっていますね。
中道の有権者たちをターゲットにして勢いを増している39歳の無所属のマクロン前経済相とフランスのトランプとも言われるEU、ユーロ離脱を掲げる極右政党・国民戦線のルペン党首が、事前の予想通り、5月7日の決選投票に進んだわけですが…
フランスのメディアが贔屓していると評判のマクロン氏はカリスマ的といわれ、SNSを通しても注目を集めています。高校時代に演劇部の顧問だった奥様は、24歳年上!ということも話題に。愛妻家であることも好感されているようですよ!
マクロン氏が大統領となると史上最年少となります。
マクロン氏の陣営は5月5日に大規模で組織的なハッキング攻撃の被害を受けたと発表しており、フランス大統領選は加熱しています。
対する極右国民戦線ルペン候補は自国第一主義を強調しています。極右ということもあり人種差別と言われるのを恐れる隠れルペン支持者もかなり多いと言われていました。
またルペン氏は父親の極端な政策から転換を図ろうともしており、生活に苦しむ人々の声をよく聞いていることから農村部での支持もされているとの報道も。
マクロン氏が「メディアが贔屓している」と言われるのは、マスコミでなかなかルペン氏の良い話が出てこないイメージがあるからかもしれませんね。
直近の世論調査の支持率はマクロン候補が当選確実とも言われています。
すでに市場も織り込んでおり、ユーロ脱退のリスク後退でユーロもフランスの株も買われています。
日本時間8日午前にも大勢が判明する予定となっておりますので、どうなるのかしっかり見ていきましょう。
ちなみにルペン氏が大統領になると初の女性大統領なので、
どちらが当選してもフランスの歴史に新たな1ページが刻まれることになります。