FOMCってなぁに? | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

FOMCってなぁに?

連休ですのでお時間がある方もいらっしゃるかと…昨日のFOMCの結果で為替が動きましたが、

FOMCはご存知の通りマーケットに大きな影響を与えます。

そこで、この機会にFOMCについてお伝えしたいと思いますのでぜひ読んでみてくださいね^ - ^

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FOMCとは、連邦公開市場委員会=Federal Open Market Committeeの頭文字をとったものです。


まず中央銀行は日本ですと日銀、アメリカですとFRBです。FRBは大統領が任命する7人の理事で構成されていて、議長が統括しています。現在の議長はジャネット・イエレン氏です。

そのFRB議長に加え、FRB理事全員の7名と、ニューヨーク連銀とそのほかの地区の連銀総裁4名の計12名で構成されているのがFOMCで、アメリカの金融政策の最高意思決定機関であり、ニュースで「FOMCが開催され」と言われるのは金融政策を決定する会議のことを指します。

日本で言えば日銀金融政策決定会合だといえばわかりやすいでしょうか。


アメリカの金融政策を決定するということは世界経済に大きな影響を与えます!そのためFOMC後に発表される声明文は世界中が注目しています。結果が株価や為替を大きく左右するのです。声明文の内容や議長の会見の内容が予想通りでも動くことが多いですが、予想と異なってサプライズとなればマーケットは本当に大きく反応します。

FOMCでは雇用の最大化わ物価の安定を目指しています。そのためFOMCを押さえると景気がわかり、政策の方向性を見通すことができます。

FOMCは年8回開催されていますが、その中でも3、6、9、12月のFOMCの後は議長の会見もあるため」大きな決定がされることも多いのでいつも以上に注目度がアップします。最近では2016年12月と2017年3月ののFOMCで政策金利の利上げが決定されたばかりです。利上げ幅はいずれも0.25%となっています。

今年何回利上げするのかが今の市場の関心事と言えそうです。


政策金利は一般的に景気が良いと高く、景気が悪いと低く設定されるものです。景気が悪くなってくると景気を良くしたいので中央銀行は政策金利を引き下げます。利下げすると通貨の流通が促進し、金融機関は安い金利でお金を調達できるため企業は安い金利でお金を借りることができ、設備投資などが行いやすくなります。そうすることで市中にお金が回って経済が活発に動き、景気が良くなる、ということが期待されます。反対に景気が良くなってくると中央銀行は利上げをします。今回のアメリカの利上げは「アメリカの景気が良くなってきた」ということですし、

経済指標で景気が良くなってきたかを判断できる、ということです。