リスクオンで大幅続伸
今日の日経平均株価は、
前営業日比255円13銭高の1万8875円88銭と大幅に続伸。
取引時間中では4月5日以来となる高値を付けました。
フランス大統領選が無難に通過したことからリスクオンの買いが優勢となったよう。
フランス大統領選の第1回投票では、大方の予想通り、中道系独立候補のマクロン候補と国民戦線(FN)のルペン党首が5月7日に行われる決選投票に進むことになりました。
第2回大統領選では、中道系の支持者の多くがマクロン候補を支持すると予想されており、
大統領に選出される可能性が高いとみられています。
24日のアジア市場では、ユーロが主要通貨に対して全面高の展開となりました。
ただ、マクロン候補が決選投票に進出することは想定内であり、
ルペン候補の得票率と大きな差はないことから、
リスク選好的なユーロ買いは長続きしないとの声が聞かれています。
また、市場関係者の間では、
「マクロン氏が大統領に選出されても国内景気や雇用情勢が改善される保証はない」、
「欧州連合(EU)からフランスが離脱するとの懸念は消えたが、国内政治が安定するかどうかを見極める必要がある」との声も聞かれています。
ひとまず最悪の状態は回避されただけで、
本格的にリスクを取りにいくような流れはまだまだ先なようです。
