4月17日ラジオ原稿①ダイナック(2675・東証2部) | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

4月17日ラジオ原稿①ダイナック(2675・東証2部)

4月17日にラジオでご紹介させていただいた銘柄について^ - ^

原稿を載せたいと思います(^^)

放送ではアドリブもありましたのでその違いも楽しんでいただければw


ダイナック<2675>

 

{78AEB38F-381D-4520-91C2-180B7445D91A}


最初に紹介するのは証券コード<2675>東証2部上場のダイナックです。

 

Q、どういった会社でしょうか。

ダイナック<2675> はサントリーグループの中の外食事業関連の中核企業。「食の楽しさをダイナミックにクリエイトする」という企業理念の下、直営ビジネスとして「響(ひびき)」「燦(さん)」「魚盛(うおもり)」などのレストラン・バーを直営するほか、受託ビジネスとしてゴルフ場やリゾート施設などのレストランの運営受託を行っています

 

 

Q、ダイナックについての注目点はどこですか。

2017 年12 月期の注目点としてプレミアムフライデーがあります。2017 年2 月にスタートしましたが、飲食店への影響として、プラス・マイナス双方の見方が交錯している状況です。しかし、今後のダイナックにとっての収益拡大チャンスとなる可能性は十分あるとみられます。ダイナックは都心部オフィス街に多業態の店舗をドミナント出店し、ビジネスパーソンをターゲットとする店舗展開に特長があります。この特長を生かした様々なイベントの企画や、倶楽部ダイナックカードの活用などでプレミアムフライデーによる人の流れや消費の変化を自社に取り込むことは充分可能だと考えられているようです。

 

Q、足元の業績はいかがでしょう。

2016 年12 月期決算は、売上高で前期比0.4%減の360億7百万円、営業利益で前期比19.4% 減の7億5700万円と減収減益で着地しました。しかし、一時的な外的要因を補正した経常利益は5期連続増益を達成しました。低調な法人需要の影響や新規出店の遅れや閉店の増加など店舗展開上の要因で減収とはなりましたが、業界全体の落ち込みに比べれば軽微、ダイナックのブランド力や固定客をグリップする強さが際立つ結果となったとも言えるでしょう。

 

Q、今後の業績の見通しはどうですか

2017 年12 月期は、売上高で前期比2.5% 増の369億円、営業利益で前期比32.0% 増の10億円と、増収増益トレンドへの回帰が予想されています。2016年12月期中の業態転換店舗の通期寄与や、国内の法人需要の回復などがダイナックの成長軌道回帰を後押しすることが期待されます。

 

Q、今後の事業戦略についても教えてください。

ダイナックは毎年、3ヶ年のローリング中期経営計画を策定し取り組んでいます。2016年2月に発表した3ヶ年中期経営計画では、それまでの“ 基盤強化フェーズ” との位置付けから“ 成長フェーズ” へと一段階フェーズが進化したことを明確にうたい、成長への強い意欲を明確にしたことが特徴です。中長期の成長戦略として最終年度の2019 年12 月期において、売上高394億円、経常利益12億3,000万円、経常利益率3.1%の達成を目指しています。

 

Q、株主還元はどうですか

2017年12月期について前期比横ばいの12円配(中間配当6円、期末配6円)の予想を公表しています。