続落
今日の日経平均株価は、
前営業日比195円26銭安の1万8552円61銭と続落し、終値でも年初来安値を更新しました。
これは昨年12月7日以来の水準です。
円高進行で主力輸出株が全面安となっています。
ドル・円は11月18日以来となる110円割れとなっていますが、
東京市場で109円35銭まで売られた後は下げ渋る展開となっています。
ロシアと米国の関係が急速に悪化していることがリスク回避の取引拡大につながっているようです。
11日の欧米市場で日本円は主要通貨に対して全面高となりましたが、
12日の東京市場では円買いは一服しています。
市場関係者の間からは
「アジア市場で円買いが一服したのは北朝鮮情勢の緊張度が高まっていることが要因。
欧米の投資家は米・ロ関係の悪化に対する警戒感が高く、北朝鮮についてはあまり意識していない」
との声が聞かれています。
ただし、米国は北朝鮮に対する強硬姿勢を変えていないことから、
欧米投資家が北東アジアにおける地政学的リスクの増大を強く意識した場合、
ドル買い・円売りが拡大し、ドルは主要通貨に対して全面高(東京市場では円、株式、債券のトリプル安で最悪の展開)となる可能性は十分あります。
フィスコラインでも地政学リスクについて記事を配信しておりますので、ぜひご覧ください(*^▽^*)
