3日ぶり反落
今日の日経平均株価は、
50.01円安の18747.87円と3日ぶりに反落しました。
円相場が再び1ドル=110円台まで上昇したことを受けて売りが先行すると、
引き続き地政学リスクの高まりが相場の重しとなりました。
北朝鮮において今日の最高人民会議、
15日の故金日成主席生誕105周年記念日と重要イベントが相次ぐため、
市場では積極的な売買を手控えるムードが広がっています。
このため、東証1部の売買代金は連日で2兆円を下回りました。
シリア情勢も先週の米軍によるミサイル攻撃を受けて混迷しており、
日経平均は当面上値の重い展開となることを想定する必要がありそうです。
個別株では、東芝<6502>が注目されました。
今日が第3四半期決算発表の期限でしたが、
監査法人の適正意見を付けずに発表する方向と報じられたことで、
先行き不透明感が嫌気されて一時6%を超える下落となりました。
取引終了後には報道の通り、
監査法人が結論不表明とする形で決算が発表されました。
同社の株価動向は投資家心理への影響も大きいとされており、
明日は発表を受けてアク抜けとなるか注目されそうです。