続伸、しかし地政学的リスクの影響に留意
今日の日経平均株価は、
前営業日比133円25銭高の1万8797円88銭と続伸。
円高ドル安が一服したことを好感した買いが輸出企業を中心に入りました。
しかし地政学リスクの高まりや、
3月の景気ウオッチャー調査で現状指数が3カ月連続で低下していることなどから、
積極的な買いは入れにくい状況のようで買い一巡後は伸び悩みました。
先週末、米軍がシリアへの空爆を行ったことから、
世界的に地政学リスクが高まっています。
地政学リスクが高まりますと、
安全資産である金が上昇する一方、
リスク回避の流れが強まり株は下落しがちです。
先週末の相場はまさに金が買われました。
一方、同じようなタイミングで原油も上昇。
チャートを見ると明らかです。
1ヶ月ぶりに1バレル52.90ドル台まで上昇しました。
リスク回避の流れであれば、
通常原油は売られますが、シリアは中東です。
中東情勢の緊迫化を受けて思惑的な買いが入ったとの観測です。
現在、原油は1バレル52ドル台半ばで推移しています。
シリア情勢の緊張が続くようですと、
原油は1月3日につけた55.24ドルを上回るかもしれません。