30日発表された10-12月期の米国内総生産について
さて今朝もブログに書きましたが、深掘りっ!
30日発表された10-12月期の米国内総生産(GDP)確報値は
市場予想を上回ったことや、
ダドリーNY連銀総裁が「成長とインフレのリスクは上振れに移行している公算」との見解を受けてドルは112円台に上昇。
年内3回以上の利上げ観測が再浮上したこともドル買い材料となったようです。
ただ、NY連銀のダドリー総裁は「財政政策に関してはなお著しい不透明感がある」と指摘しており、
市場関係者からは「トランプ政権による税制改革の進展を見極める必要がある」との声が聞かれています。
31日の東京市場でドルは112円20銭まで買われていますが、
欧州市場の取引開始時点にかけてドルは再び112円を下回りました。
米連邦準備理事会(FRB)は、
中長期的な経済成長とインフレに対するリスクが上向きになりつつあると考えており、
利上げを継続することでFOMCメンバーの見解はほぼ一致しているようです。
それでも、米国の債務上限問題、国際情勢、ドル高進行の影響なども考慮する必要があることから、
一部のメンバーは利上げペースを加速することは簡単なことではないと考えている、とのことです。
来年度も注視してまいりましょう!