ヘルスケア法案についての考察
今日の日経平均株価は、
前営業日比177円22銭高の1万9262円53銭と続伸。
円高が一服すると押し目買いが入るという、
為替を睨んで推移する展開となりました。
さて米下院で23日に予定されていたヘルスケア法案(オバマケア代替法案)の採決は24日に延期されました。
それもマーケットには影響を及ぼしていますよね。
23日の米株式は小幅安にとどまったのは、
下院での採決を楽観視している投資家が多いからではないか?との声が聞かれました。
ただし、市場関係者の間ではトランプ政権の政策実行・遂行能力について懐疑的な見方が増えているようです。
共和党のへルスケア法案にはいくつかの問題点があることが指摘されています。
米議会予算局(CBO)は、ヘルスケア法案の成立によって2026年に無保険者が2400万人増加すると試算しており、
共和党内部で対立が生じているもようです。
共和党のヘルスケア法案が実体経済に及ぼす影響を警戒している識者(ビル・グロース氏など)も少なくないようです。
オバマケア代替法案が下院議会を通過すれば、
リスク回避的な取引は縮小すると予想されていますが、
トランプ政権の不確実性に対する不安が消え去ることはなさそうです。
トランプ大統領一派と「DEEP STATE」の戦いはまだまだ続きそうです。
