米FRB高官の講演やヨーロッパから目が離せない! | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

米FRB高官の講演やヨーロッパから目が離せない!

今日の日経平均株価は、
前日比414円50銭安の1万9041円38銭と3日大幅続落。
米国株の大幅安と円高進行が重しとなりました。
アメリカのマーケットについてはまた後ほど詳しく。

さて今日は住信SBIネット銀行さんとのコンテンツ、ウィークリーレポートをリリースしました。

今週のマーケットの前に、先週のおさらいをしておきましょう。

先週はまず15日のFOMCが注目されていましたね。市場の予想通り昨年12月以来、3カ月ぶりに0.25%の利上げが決定されました。市場では利上げが確実視されていたためすでに利上げペースに関心が移っていましたね。

市場が注視していた今後の利上げペースは、今回を含め年3回とする見方を据え置き。

 より積極的な引き締めペースを望んでいたタカ派の期待が裏切られた格好となりました。

加えて15日はオランダの下院選も注目されていましたが、ルッテ首相率いる中道右派の自由民主党が第1党を維持する見通しとなったことでヨーロッパの政治リスクが後退し、ユーロ買いが進行しました。


また18日に閉幕したG20財務相・中央銀行総裁会議については前回まで共同声明に明記していた「保護主義に対抗する」との記述が削ら、トランプ米政権の保護主義的な姿勢を強く印象づけました。

これまでG20が掲げていた自由貿易に関しては後退と言わざるを得ない状況となっており、足元では保護主義への警戒が強まっていますね。

さてこれを踏まえてぜひレポートをお読みください。

■ウィークリーレポート:米FRB高官の講演やヨーロッパから目が離せない!住信SBIネット銀行(三井智映子)

https://web.fisco.jp/FiscoPFApl/SelectedNewsDetailWeb?nwsId=0009330020170322903&nwsType=smshnsbi

http://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20170322-00933903-fisf-bus_all

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↓以下記事から引用
今週も欧米でチェックすべきイベントがたくさん予定されています。同レポートでは、まず米国に関して、『21日(火)にカンザスシティ連銀総裁、22日(水)にクリーブランド連銀総裁、23日(木)にイエレンFRB議長、ミネアポリス連銀総裁、24日(金)にシカゴ連銀総裁の講演が行われます。先週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げが決まった直後であり、各メンバーの今後の利上げスケジュールやバランスシート縮小に関する発言があるのか注目されそうです』と伝えています。

一部の市場関係者は、2017年における米連邦準備理事会(FRB)の金融政策は金利調整が主体となり、2018年以降はバランスシートの段階的な縮小(市場からの資金吸収)が主体になると考えているため注視したいところですね。

一方ヨーロッパについては、『21日にEU財務相理事会が開催され、ギリシャに対する金融支援を巡って議論が行われます。ギリシャは7月に国債の大量償還を控えており、このまま支援が実行されなければ債務危機に陥る公算が大きいため、早急に支援策をまとめなければならない状況です。しかしEUやIMFが主張する追加的歳出削減にギリシャ側は難色を示しており、合意に至るまでにはまだ時間がかかりそうです』と分析しています。

続けてブレグジットに関しては、『スコットランドは英国からの独立を問う住民投票の再実施を英政府に要求することを表明しており、国内での独立機運の高まりが離脱交渉に影響を及ぼすおそれも出てきています』との見解を述べています。

今週はその他にも米国では、22日に2月中古住宅販売件数、23日に2月新築住宅販売件数、24日に2月耐久財受注(速報値)、3月製造業PMIなどの経済指標が発表予定ですのでこちらも含めて欧米の動向を注視していきましょう。