解説☆マイナス金利について | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

解説☆マイナス金利について

おはようございます(╹◡╹)

昨日のスライド好評で嬉しかったです(*≧∀≦*)

日本はどうなの?マイナス金利ですけどるというご質問をいただきましたので、

まずはマイナス金利とその背景についてご説明します。

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マイナス金利はその名の通り金利がマイナスになってしまうことです。

今まではお金を預けることで「預けてくれてありがとう!」とレンタル料をもらうことができました。

しかしマイナス金利では「預かってあげるから保管料ちょうだい」と逆に支払いをしなければならないといった感じです。


ではなぜマイナス金利になったのかその背景を簡単にご説明しますね。

日本で大規模な金融緩和がありました。ニュースなどで御存知のかたも多いはず。金融緩和の目的はお金を企業が借りやすくなって、設備投資や賃上げに資金が回って経済活性化することでした。

しかし企業が目論見通りたくさんお金を借りてくれたわけではなく金融機関は「カネ余り状態」に。

余っていた大量の資金を日銀の当座預金に預け、その資金に日銀は0.1%の金利を付けていました。それがこのマイナス金利により、金融機関はたくさん日銀に預けると日銀に金利を支払わなければならなくなるため、金融機関の貸出の増加に繋がるのでは?と期待している、ということです。


ただよいことばかりではありません。

マイナス金利はすでにヨーロッパでも導入されていますが、歴史上前例がないため、今後どうなっていくかはわかりません。

そして私たちの預金金利は下がってしまうでしょう。実際にメガバンクからネットバンクまで、定期預金金利や普通預金金利などの引き下げを実施しています。マイナス金利では金利がマイナスになることで銀行の利益が減ってしまうので銀行の業績にも懸念がありますね。そのため日銀がマイナス金利政策を推進するとの見方があると→収益悪化懸念→銀行株が売られる、という流れができやすいです。