スライド深掘り①金融緩和について | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

スライド深掘り①金融緩和について

おはようございます(o^^o)

休日なので基礎コラムを今日はみっちり書きたいと思います。

今日書くこと知っておいた方がよいことだと私は思いますので、気合い入れてお伝えします!


皆さんは「金融緩和」ってご存知ですか?


リーマンショック後、

これまでアメリカは「ドルを増やす」という金融緩和政策をとっていました。

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金融緩和というのは市中に出回るお金を増やすこと。

◯政策金利の引き下げ

政策金利が下がると銀行などの貸し出し金利も下がります。すると企業は低金利でお金を借りられるので設備投資がしやすくなったりします。するとその設備投資が功を奏して企業業績が上がったりして景気が良くなります。

また私たちもお金が借りやすくなり、「住宅ローンが安くなったから不動産買う?」ってなったりします。消費促進で景気が良くなります。

政策金利は一般的に景気が良いと高く、景気が悪いと低く設定されるものです。景気が悪くなってくると景気を良くしたいので中央銀行は政策金利を引き下げます。利下げすると通貨の流通が促進し、金融機関は安い金利でお金を調達できるため企業は安い金利でお金を借りることができ、設備投資などが行いやすくなります。そうすることで市中にお金が回って経済が活発に動き、景気が良くなる、ということが期待されます。

◯量的緩和政策

政府や中央銀行が国債などの買い入れをして市中に出回るお金を増やすこと。 増えるとお金が借りやすくなるので金利引き下げ同様経済の流れや景気がよくなると考えられます。

景気が良くなってくると中央銀行は利上げをします。今回のアメリカの利上げは「アメリカの景気が良くなってきた」ということができます。

金融緩和が長く続くとバブルにもなりかねませんし、格差につながるとの声も。度が過ぎるとハイパーインフレやドルや国債の暴落が起こることもあります。金融緩和は良いことばかりではなく副作用もあるんです。

そもそもお金を貸すのに金利が安すぎる、マイナス金利だ、なんて不自然なことですので、アメリカは今は金利を戻したい状態なわけですね。