セッション追記 NISAについて
さて今日のセッションでも名前が出たNISA。
これは活用しやすい制度ですので、
これから投資を始める方にはぜひ利用していただきたいです。
NISAは、少額投資非課税制度、
つまり株や投資信託などの運用益や配当金を一定額非課税にする制度です。
投資金額100万円分までの株式投資や投資信託にかかる値上がり益や配当金が非課税となります。NISA口座で取引をすることで税金面で大きなメリットを享受できるわけです。
このNISA制度は2014年から開始され、2023年までの10年間、毎年120万円の非課税枠がもらえます。
非課税枠の120万円は翌年へ繰り越しすることができません。NISA口座を検討されている方はお早めに作ることをお勧めします。
非課税の期間は、それぞれ最大5年間です。1度売買するとその非課税枠は再利用できません。
…簡単にご説明するとこんな感じです。
詳しく知りたい方はさらに読んでくださいね。
通常、株式投資や投資信託にかかる値上がり益や配当金、分配金には20.315%の税金がかかります。これを非課税にしましょう、というのがNISAです。
イギリスのISA(個人貯蓄口座)制度を参考にしていることから日本版ISA、NipponのNを頭文字につけて、この名前がついています。
ただ、この制度の恩恵を受けるためには、一定の手続きが必要です。
といってもさほど難しいことではなく、投資取引をする証券会社にNISA口座を開設すること、
そして、そのNISA口座の中で取引をすることが、基本的な流れとなります。口座を開設する年の1月1日において20歳以上の日本国内居住者なら誰でも開設できます。
証券会社でNISA口座を開設するのは意外と簡単で3ステップです。
①証券会社の口座を開く
②NISA口座の申請書を提出する
③本人確認のため住民票の写し、マイナンバーを提出する
すると国税庁へNISA口座の非課税適用の申請がなされ、税務署がNISA口座が重複していないかを確認して、問題がなければNISA口座が開設されます。
通常の口座開設と異なり、NISAの口座開設には2~4週間と長めの期間がかかることに注意が必要です。
ただし、ここで注意をしなくてはならないのが、NISAは一人一口座しか開設できず、
一度開設したNISA口座を、別の金融機関に変更することができない、ということです。
つまり、どの証券会社でNISA口座を開くか、慎重に選ぶ必要があるわけです。
サポートのしっかりしているところ、
手数料の安いところ、取り扱う投資信託商品が豊富なところ、などをチェック項目にして、
安心できる大手ネット証券を調べてみるといいと思います。
通常の株式売買手数料とは別に、NISA口座用の手数料を定めている証券会社もありますので、その辺りもしっかりチェックしましょう。
NISA制度による非課税の対象となる商品は上場株式と公募株式投資信託です。2014年から制度が始まり、2016年1月から年間の非課税枠が100万円から120万円になりました。
現在のところ2023年まで毎年新たに120万円の非課税枠が追加されることになっていて、非課税の期間は最大5年間となっています。
注意が必要なのは損益通算ができないこと。
損することが想定されていないので損をしにくい銘柄を選ぶのがポイントです。すでにほかの口座を持っている方はご注意くださいね。
また、NISAは資産の売却後、
その売却した分の非課税枠はもう使えません。
例えば20万円の株式を購入し、売却した場合、残りの100万円分しかもう非課税枠がなく、20万円のすでに利用した非課税枠を再利用することができないという仕組みです。
そのため長く非課税という恩恵を受けるために、配当性向が高い銘柄や、長期保有に適した銘柄がよいとされています。
短期で繰り返し売買をすると、一瞬で非課税枠を使い切ってしまうことにもなりかねませんので。
ただボラティリティの高い銘柄を入れて非課税で売買益をゲットしたいという方もいるようです。
そして投資を行わなかった非課税枠の翌年繰り越しはできません。
以上のことから、NISAでの取引には、配当金や売買益、また優待も期待できる国内株式では安定的なディフェンシブ銘柄が適していると言われています。
また、1万円から1円単位での購入が可能な投資信託もNISA口座の活用としても人気があるようです。
NISAは年間120万円のショッピング枠があるようなものなので、その中でしたら10万円でも50万円でもOK!
使い切る必要はないのです。とはいえ非課税になる大事な枠なのでできれば5年持てる銘柄を選んで、売買益や配当を非課税で得たいですね。
高配当銘柄を組み入れてみるのもいいかもしれません。