3月2日ラジオ原稿・ジェネレーションパス<3195> | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

3月2日ラジオ原稿・ジェネレーションパス<3195>

もう1つ、ラジオでご紹介した銘柄はこちらです。

今回は新興株を意識して選ばせて頂きました!

皆様の投資の参考になれば幸いです。


3月2日ラジオ原稿・ジェネレーションパス<3195>

 

ジェネレーションパス<3195>1 部上場も視野に入れた成長戦略を持つ、2 ケタ増収増益銘柄

 

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Q、次にご紹介いただくのは。

証券コード<3195>東証マザーズ上場のジェネレーションパスです。

 

Q、どういった会社でしょうか。

ジェネレーションパス <3195> は、 ネット通販サイト 「リコメン堂」 を運営するマーケティン グ支援サービス企業です。 小売業の業種に分類されていますが、 基本的なビジネス モデルは、 商材メーカーに寄り添って、 独自の Web マーケティング手法を活用して拡販支援サービスを行うものです。事業セグメントとしては、 1) EC マーケティング事業 (「リコメン堂」 及び大手 EC モールへ の出店による商材の販売)、2) 商品企画関連事業 (EC 市場へ出品する商材の企画支援)、3) その他 (システム開発事業など) の 3 事業領域です。

 

Q、足元の業績はいかがでしょう。

12 月 15 日に発表された2016 年 10 月期の連結決算においては、売上高 6,501 百万円 (前期 比 49.9% 増)、 営業利益 83 百万円 (前期比31.3% 増)、 経常利益 67 百万円 (前期比 7.4% 増)、 親会社株主に帰属する当期純利益 45 百万円 (前期比14.5% 増) と2 ケタ増収営業増益で着地しました。 

前期に決算時期を変更したため、 厳密な意味での前期比増減率ではないですが、 傾向的には積極的な成長投資により、 売上高 ・ 利益ともに拡大基調です。 

ただ、 年初計画値からは各指標ともに下回る結果となっています。 

売上高が年初計画値に未達だった要因は、 注力している新規事業の海 外越境 EC 事業において、 2016 年 4 月の中国税制変更の影響と 2016 年前半の急激な円高 による海外での競争力低下により、 事業目標を大きく下回ることとなったためです。 利益指標については、 上述の売上減少によるものと、 販管費の増加、 急激な円高進行による保有 外貨建資産の為替差損の発生が未達の要因となります。 

 

Q.今後の業績の見通しはどうですか

2017年10月期は更なる成長のための M&A を含む事業投資を計画しています。

決算と同時に発表された 2017 年 10 月期の連結業績予想は、 売上高 8,500 百万円 (前期比 30.7% 増)、 営業利益 130 百万円 (前期比56.6% 増)、 経常利益 130 百万円 (前期比94.0% 増)、 親会社株主に帰属する当期純利益 88 百万円 (前期比95.6% 増) としています。

ジェネレーションパスは、 EC 市場全体としては、 国内外ともに個人消費者の購買状況は上昇傾向にあり、 中国の税制変更の影響についても一時的なものだとしています。今後は 2015 年 11 月に開始した上海保税区型越境 EC サイトに加え、 直貿型越境 EC サイトへ参入して、 在庫リスクを極力抑 える直販体制構築に注力することなどで 2017 年 10 月期以降の売上高拡大が期待できるとのことです。 

 

Q、今後の事業戦略についても教えてください。

今後の中長期戦略でもある 2017 年 10 月期の重点施策では、「『メタ EC カンパニー』 に向けて、 3 軸で成長」 し、 2020 年 10 月期の連結売上高 500 億円を目指しているとしています。目標 達成には積極的な M&A 投資が必要と考えられますが、EC 事業を起点として、関連するインターネット企業他、様々な領域に積極投資を図るとしています。 

 

Q.配当性向はどうですか

ジェネレーションパスでは、マザーズ市場においては成長投資優先で、当面は配当を行わない方針です。 2020 年 10 月期には連結売上高 500 億円という遠大な目標を掲げており、 この目標達成が見えてくれば 1 部上場及び配当実施も実現は近いものと考えます。期待が持てますね!