今日のマーケットについてしっかり! | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

今日のマーケットについてしっかり!

今日の日経平均株価は、

前日比274円55銭高の1万9393円54銭と大きく続伸しました。

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トランプ米大統領の米議会上下両院合同本会議での初めての演説が終わりましたねー!

この演説に対する反応のCNN調査速報では78%がポジティブに捉えたと報道されています。

トランプ大統領の演説が無事に通過したことやその後の円安・ドル高進行を好感して買いが優勢となりました。


演説では、まず、想定内だとはいえ具体的な額が出たという意味ではインパクトがあったのかな?というのは「1兆ドルのインフラ投資の法案承認を要請することを表明した」ことでしょうか。

トランプ大統領の政策としてやはり気になるのは税制改革ですよね。「法人税率を下げる歴史的な税制改革を進める」と強調していますし。

公約では35%の連邦法人税率を15%に下げ、1兆ドル(約112兆円)規模のインフラ投資とともに米経済成長率を4%に高めるとしてきた。

国防費支出を大幅に拡大する方針はすでに示していますよね。すでに国防費を540億ドル(約6兆円)増額する一方、非国防費は同じだけ削減する方針を表明済み。

トランプ氏はメディケアなどの社会保障制度の改革には踏み込まない的なスタンスみたいです。とはいえ、以前から言っていたオバマケア撤廃方針をブレずに改めて打ち出しています。


トランプ大統領が行った議会演説に対する評価はまちまちのようですが、

意外に無難な内容だったとの意見が多いようです。

ドルは議会演説後に一度売られましたが、

日経平均株価やNYダウ先物が強い動きを見せたことを好感して東京市場でドル11366銭まで

上昇しました。

 

ただ、ドルが113円台後半まで反発したのは3月利上げの可能性が高まったことも関係しています

サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁は「3月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを真剣に協議することになる」と指摘、

NY連銀のダドリー総裁は米CNNとのインタビューで「利上げの主張はより説得力のあるもの」との見通しを示しました。

2月末時点で3月利上げの確率FED WACTH60%を超えています

 

FRB関係者の半数程度3月利上げについて前向きになっているようですが、

市場関係者の間ではFRBはバランスシートの縮小作業にできるだけ早く着手したいではないか?」との声が聞かれています

そのため、利上げを3月と9月または12月に実施することがFRBにとって望ましいとみられています

ただし、利上げの決め手となるインフレは現時点で目標水準を下回っており、

3利上げを行う場合は合理的な説明が必要となりそうです。