米2016年貿易統計についての考察
さて米商務省が昨日7日に発表した2016年の貿易統計によると、
米国の対日貿易収支(モノの取引)は通関ベースで689億ドルの赤字だったそうです。
米国の対独貿易赤字は縮小したことから、
国別の貿易赤字額で日本は2番目に多い結果となりました。
トランプ大統領は米国の貿易赤字の大きさを問題視しており、
市場関係者の間では
「今回の日米首脳会談では対日貿易赤字についてトランプ大統領は何らかの懸念を表明する」
との見方が広がっています。
ただし、貿易赤字の絶対額では対中の赤字額が突出して大きく、
2016年は約3470億ドル。
年間の米貿易赤字額(約5023億ドル)の70%近くを占めています。
対日貿易赤字が多少縮小しても状況の改善には程遠いことから、
トランプ大統領は対日貿易赤字については特に批判せず、
二国間の自由貿易を推進することについて米国の要求を提示し、
日本に応じるよう要請するのではないか?
との見方も出ているようです。
円高圧力は多少弱まるかもしれませんが、
予断は禁物です^_^
今日もお疲れ様でした!