ハーカー総裁の発言などから考えること
報道によると、米フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は12日、
「フェデラルファンド(FF)金利が1%の水準に達したら、償還元本の再投資を停止し、その後、バランスシートを縮小することを真剣に検討すべきだ」
との見方を示したそうです。
ボストン地区連銀のローゼングレン総裁も9日にバランスシートの縮小を検討すべきと述べています。
また、米ダラス地区連銀のカプラン総裁は、「バランスシート縮小の時期や方法について今年協議を始めることは妥当」との認識を示しています。
FFレート(政策金利)が1%台になれば、
「金利の正常化」に向けた作業(利上げ)は完了し、
大幅に拡大したバランスシートを縮小することが米連邦準備理事会(FRB)の次なる目標になるはずです。
ただし、大幅に拡大しているバランスシートを量的緩和策導入前の状態に戻すことは巨額の債券売却を伴うことから、
一部では
「そのようなことは現実的には不可能であり、FRBは現状のバランスシートを保つしかない」
という悲観的な意見も聞かれています。
メイク前、メイク後!きれいにしてもらってまもなく打ち合わせですー。
