トランプ氏の会見→マーケット概況 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

トランプ氏の会見→マーケット概況

今朝未明に行われたトランプ氏の会見について、
メモのような感じではありますが書きたいと思います。

○雇用創出に自信
雇用創出について強い自信を見せ「最大の雇用を生み出す大統領となる」旨の発言も。
海外移転しようとする企業に対してはやはり批判的で、生産拠点の移転はアメリカ国内で、との考えを強調。
製薬産業について製薬メーカーは、たくさんの薬を供給しているがかなりの部分をアメリカで作っていないと批判し、薬の価格の引き下げを求める考えを明らかにしました。
オバマケアへは変わらず批判的。

貿易の不均衡を是正
また米貿易赤字について日本の名前も二回出しました。貿易の不均衡を是正する必要があると述べており、
同時に中国、日本、メキシコの国名を挙げています。
貿易に関する要求も強まる可能性が示唆されています。

○マスコミと揉める
またロシアの情報機関がトランプ次期大統領の弱みを握るために、トランプ氏の不利な個人情報をつかんでいる疑いがあるとの報道がありましたが、
それについて
「それはフェイクニュース。私たちの敵対勢力からの情報だ」と発言。
CNNテレビを「フェイクニュース」と批判し、トランプ氏に対して攻撃的な報道をした一部メディアからの質問を最後まで拒否するなど対立姿勢を示しています。
ツイッターでも自分に不利な報道をしたマスコミを攻撃しており、懸念材料となっています。

ちなみにトランプ氏は大統領職に専念する旨の発言をしています。
この会見をうけてダウは乱高下しましたが
ダウは前日比98ドル75セント高の1万9954ドル28セントと終値では3営業日ぶりに反発しています。
原油高を背景に石油株が買われましたが、
会見で批判された製薬株が売られました。
また為替を見てみますと、
トランプ氏の会見で減税など景気刺激策へ言及しなかったことでドルに失望売りが出ました。
一時は1ドル=114円25銭と、
2016年12月9日以来、約1カ月ぶりの円高ドル安水準となりました。
現在も115円12銭付近と円高となっています。

これだけ円高になると…
日経平均は売り優勢です。
原油高で関連銘柄は買われているようです。