FOMC議事録についての考察 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

FOMC議事録についての考察

4日のダウは前日比60ドル高の1万9942ドルと、小幅に続伸。
FOMC議事要旨公表後に上昇幅を拡大し、
一時、前日比74.38ドル高の19956.14ドルと2万ドルの節目に迫ったものの、
この節目は昨年に引き続きかなりカタイよう。
節目前では上値が重くなるのは変わらず、です。
しかしトランプ相場への期待感や先高観も変わらずで、
いつ突破するか皆さんとともに見守っていきたいと思います。


さてFRBが公表した12月13-14日開催の米連邦公開市場委員会=FOMC議事録が公表されましたね。
これはFOMCの各政策決定日の3週間後、夏時間は日本時間午前3時、冬時間は日本時間午前4時に公表されるものです。
この議事録で、
ほぼすべてのメンバーがトランプ次期政権の財政刺激策に伴って経済成長が加速し得ると総じて考えており、経済の上振れリスクがあると予想しており、
予測においてより大きな財政刺激を想定している状況で、
将来の財政出動の時期や規模、経済策に関する不透明さからインフレ動向や世界の金融市場を注意深く見守るとの認識で概ね一致。
加えて、利上げ速度が速いペースになることにつながる可能性が高まっているとの見方も多いことが示されたようです。

ざっくり言うと、

トランプ政権の政策によって経済成長するがインフレが引き起こされるのでは、と考えられていて、

利上げペースも上がるのでは、との内容でした。


これを受けてブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)が上昇しています。
ドル円はドル高一服。