2017年のリスクファクターについて
2016年もあと数日を残すのみとなりました。
金融市場における今年最大のニュースは、
トランプ氏が11月の米大統領選で優勢とみられていたクリントン候補に勝ったことではないでしょうか。
大統領選後に株高・ドル高が急速に進んだことに驚いた投資家は少なくなかったと思います。
2017年はどのような年になるのか、
いろいろなシナリオが用意できそうですが、
現時点で市場関係者が意識しているリスクファクター(相場変動につながるイベント、要因)をいくつか挙げてみました。
米国・トランプ次期政権関連では、
経済・財政政策、
米連邦準備理事会(FRB)とトランプ政権との関係、
FRBの金融政策(利上げ継続か否か)の3点に対する関心が高いようです。
FRBについては「政府による監視を強める」方向に動いていくとの見方が増えています。
ユーロ圏(欧州)・英国関連では、
英国のEU離脱交渉の進展とドイツ、フランスにおける政権交代の可能性→ユーロ存続の有無の2点が2017年も材料視されるケースが多くなりそうです。
ユーロ圏諸国の債務問題も度々注目される可能性があると思われます。
アジアについては、
中国における経済構造改革の進展がもたらす影響、
人民元相場安定のための米国債売却、
日本の政治動向(野党共闘による政権交代の可能性)の3点がリスクイベントになるかもしれません。
中国は戦術的に米国債を売却していると公言しています。この動きが2017年も続くならば、
米利上げが2回にとどまったとしても米国債利回りは大幅に上昇する可能性があり、
【日本】解散総選挙のタイミングと政策発動
【中国】政治の年における米中摩擦の発生
【エマージング】
(1)トランプ次期政権の政策とトルコ、ブラジル、南アフリカ、メキシコの政情
(2)ASEAN諸国の政情
