2016年に起きた二つの出来事の共通点とは
さてトランプ次期米政権が正式に誕生するまであと1カ月余りとなりましたね。
市場関係者の間では、2016年に起きた二つの出来事(英国民投票でEU離脱の選択、トランプ氏の大統領選出)は重大な意味を持つとの見方が広がっているようです。
これらに共通することは「主要国は国内問題への対応を優先するようになること」ではないでしょうか。
反グローバリズムとは言い切れませんが、
経済・金融の分野では、
主要国の中央銀行による金融緩和策は段階的に縮小し、
財政政策を活用するケースが増える可能性があります。
日本も例外ではないでしょう。
金融政策から財政政策への流れが出てくると予想します。
欧州中央銀行(ECB)は8日の理事会で資産購入プログラムの延長を決定する見込みですが、
財政政策の活用を視野に入れて資産購入は将来のある時点で終了するとのメッセージが発せられるかもしれません。
なお、12月8日の理事会終了後にECBのエコノミストが2019年のインフレ予想を提示するようです。
2019年にかけてユーロ圏のインフレ率上昇の予想が示された場合、
ユーロ買いがやや強まる可能性があります。
留意してくださいね。
今日も、お疲れ様でした!